このお薬は、GLP-1受容体作動薬の一種で、減量に有効とされる成分「セマグルチド」が含まれています。GLP-1受容体作動薬は、注射を使ってGLP-1を投与するものがほとんどですが、このお薬は経口薬です。
血糖値を下げるインスリンの分泌を促進することにより糖尿病治療薬として厚生省の認可を取得している薬剤ですが、低血糖を起こすリスクもほぼなく安全な治療薬として広く使われています。その他の作用として、胃腸の動きを緩徐に調整したり、食欲を抑制したりします。GLP–1経口薬を服用することで自然に食欲が抑えられ、空腹感も少なくなります。食事量が減ることでダイエットの効果が期待できます。
初回導入時の用量は3mgから開始し、効果及び副作用の出現を確認しながら、7mg、14mgへの増量を1ヶ月ごとに検討します。効果・副作用の出現は個人差がありますので、用量は経過次第で変わってきます。
ハードな運動や厳しい食事制限は必要なく、適度な運動と食習慣の見直しでダイエット効果を見込めます。
実際に当院スタッフ9名がGLP-1経口薬を服用しました。
A:40代 女性 B:20代 女性 C:30代 女性 D:20代 女性 E:50代 女性 F:40代 女性 G:40代 男性 H:40代 男性 I:60代 女性
胃腸障害は、内服を継続すると副作用が軽くなってきます。