Qスイッチアレキサンドライトレーザーは、「アレキサンドライト」という宝石を使用した、瞬間的に高いエネルギーを照射できるレーザーです。1億分の数秒という、極めて短い時間で照射されるため、高いエネルギーであっても、肌に対するダメージはとても少なくて済みます。
このレーザーの持つ755nmの波長は、メラニン色素に吸収されやすいという特性があるため、皮膚のメラニン色素にだけレーザーが吸収されて熱ダメージを与え、徐々に色を薄くしてことができます。
レーザーでメラニンを破壊させるため、ほんの一瞬、輪ゴムではじかれたような痛みが生じます。その後、照射した部位はしみなどの色素性病変の色が濃くなり、痂皮(かさぶた)ができ、1~2週間後には自然に剥がれて、病変部の色は薄くなっていきます。例えばしみの場合なら、ほとんどは1回の照射で改善しますが、2~3回の照射が必要なケースもあります。
※太田母斑と一部のあざは保険適応となります。